用語コーナー
はじめてのAI・PC用語
教材を読みながら分からない言葉が出たら、ここで意味と画面上の場所を確認できます。
Prompt
プロンプトって何?
プロンプトは、AIにしてほしいことを伝える言葉や文章です。質問だけでなく、作るもの、守る条件、確認方法も書けます。
あなた このフォルダーの中身を変更せずに説明してください。
AI まず、ファイル名だけを確認します。
伝わりやすいプロンプトの基本
- 何をしたいかを書く
- 使ってよい場所やデータを書く
- してはいけないことを書く
- どの状態になれば完成かを書く
- 最後に何を報告してほしいかを書く
ファイル
文章、写真、表、プログラムなどを保存した一つのまとまりです。例として、report.docx、photo.jpg、data.csvがあります。
フォルダー/ディレクトリ
ファイルや別のフォルダーをまとめる場所です。「ディレクトリ」は主に技術的な説明で使われる言葉ですが、この教材ではフォルダーと同じ意味です。
パス/保存場所
ファイルやフォルダーがPCのどこにあるかを示す住所です。Codexへ作業を頼む前に、どの場所を開いているか確認します。
タスク/チャット
AIと一つの目的についてやり取りする作業単位です。別の目的を始めるときは、新しいタスクに分けると内容を整理しやすくなります。
ローカル
自分のPC上にある場所や、自分のPCで行う処理を指します。ローカルでも、利用するアプリや設定によって外部通信が行われることがあるため、機密情報の扱いは別に確認します。
Technical & scientific terms
科学・技術の専門用語
登録された専門用語がそのページで最初に出る箇所には「?」が付きます。押すと短い説明が開き、ここで一覧と公式資料を確認できます。
MSM気象
MSMは、気象庁のメソ数値予報モデルの略称です。日本とその近海の大気を5km間隔の格子で計算します。MSMから作られるGPVデータは、防災気象情報、日々の天気予報、航空気象情報などの基礎資料に使われます。教材では予報そのものではなく、モデルが計算した格子データを扱います。
GPV気象・科学データ
GPVは格子点値の略称です。地図や大気を網目状に区切り、それぞれの位置・高さ・時刻に気温、風、降水量などの計算値を入れたデータです。配布元、対象時刻、格子間隔、要素、単位を確認して使います。
数値予報モデル気象
観測データを出発点に、大気の動きを表す物理法則をコンピューターで計算し、将来の気温、風、雨などを予測する仕組みです。計算結果は天気予報などの基礎資料になりますが、モデルの出力だけで防災判断を行うものではありません。
格子データ科学データ
対象の地域や空間を規則的な網目に分け、各マスや格子点に気温、降水量、高さなどの値を持たせたデータです。格子の間隔、並び順、座標、対象時刻、単位を確かめます。
GRIB2科学データ形式
気象の格子データを小さくまとめて配るために広く使われる形式です。要素、高さや気圧面、基準時刻、予報時間、格子、単位、欠けた値を、配布元の資料と照らして読みます。
NetCDF科学データ形式
変数、次元、属性を一つのファイルに持てる多次元データ向けの形式です。同じ形式でも変数名や次元の順序は異なるため、座標、時刻、単位、欠けた値を確認します。
HDF5科学データ形式
グループの中にデータセットと属性を階層的に整理できるファイル形式です。ファイルごとに構成が違うため、グループ名、データセット名、形、データ型、属性を最初に一覧にします。
GeoTIFF科学データ形式
画像の各画素の値と、地図上の位置を対応させる情報を持つ形式です。座標参照系、範囲、解像度、バンド、単位、データがない場所の値を確認します。
WRF気象シミュレーション
大気の動きを計算する気象研究・予報用の数値モデルです。地域、格子、初期条件、境界条件、物理設定を選んで計算します。MSMは気象庁が運用するモデル名、WRFは利用者が環境を作って計算できるモデルシステムです。
ROMS海洋シミュレーション
Regional Ocean Modeling Systemの略称です。海流、水温、塩分、海面などの変化を地域ごとに計算する海洋モデルです。領域、格子、初期・境界条件、外力、出力変数を確認します。
SWAN波浪シミュレーション
Simulating WAves Nearshoreの略称です。風、海底地形、境界条件などから、沿岸を含む波の高さ・周期・向きなどを計算する波浪モデルです。
GIS地理情報
地理情報システムの略称です。場所を表すデータと、その場所に関する情報をコンピューターで保存、表示、分析する仕組みです。QGISはGISを扱うソフトの一つです。
ラグランジュ型物理シミュレーション
空間の決まった地点を見る代わりに、水や空気と一緒に動く粒子を追いかけて変化を調べる考え方です。粒子の初期位置、流れ場、時間刻み、境界での扱いが結果に影響します。
粒子追跡物理シミュレーション
水や空気の流れの中で、仮想的な粒子が時間とともにどこへ動くかを計算する方法です。漂流物や物質の移動を考えるときなどに使いますが、入力データと計算条件による誤差があります。
数値シミュレーション科学計算
現象を表す式と条件をコンピューターで計算し、時間や場所による変化を調べる方法です。計算が動くことと、現実を十分に表していることは別なので、観測値や別の方法で確かめます。
初期条件科学計算
計算を始める時点の温度、風、水位、粒子の位置などを決めた値です。どの時刻・資料から作った値かを記録します。
境界条件科学計算
計算する領域の端から、風、流れ、波などをどのように入れるかを決める条件です。設定方法と更新間隔が結果に影響します。
メタデータデータ
データの中身を説明する情報です。変数名、単位、時刻、座標、作成者、形式の版などが含まれます。解析前にデータ本体と一緒に確認します。
次元データ
データを並べる方向や軸です。例えば、時刻×高さ×緯度×経度のデータは四つの方向を持ちます。軸の順番と各方向の件数を確認します。
欠測・欠けた値データ
観測できなかった、計算されなかった、または利用できないことを表す値です。0とは意味が違うため、空欄や特別な数値をどのように表すか確認します。
統計的検定データ分析
見つかった差が偶然のばらつきだけで説明できるかを、前提を置いて調べる方法です。検定結果だけで重要性や因果関係を決めず、データ数、効果の大きさ、前提も確認します。
許容誤差科学計算・検証
二つの計算結果を同じと扱える差の範囲です。先に根拠と単位を決め、結果を見てから都合よく広げません。
時間刻み科学計算
シミュレーションで時間を何秒・何分ずつ進めるかを表す間隔です。大きすぎると計算が不安定になり、小さくすると計算時間が増える場合があります。
流れ場物理シミュレーション
各場所・時刻で水や空気がどの向きへ、どの速さで流れるかを並べたデータです。粒子追跡では、この流れを使って次の位置を計算します。
積算期間気象データ
雨量などを足し合わせた時間の長さです。1時間雨量と3時間雨量は同じ数値でも意味が違うため、開始・終了時刻と単位を確認します。
API技術
アプリやサービス同士が、決められた形式で情報や処理をやり取りするための窓口です。送信先、送る内容、認証、保存、料金を確認して使います。
CSVデータ形式
表の各行と列を文字で保存する形式です。区切り文字、文字コード、見出し、空欄、日付や数値の扱いを確認します。
JSONデータ形式
名前と値、配列、入れ子構造を文字で表すデータ形式です。必須項目、値の型、文字コード、欠けた項目を確認します。
OCR技術
画像やスキャンした文書に写っている文字を読み取り、編集できる文字データへ変える技術です。誤認識があるため、原文との照合が必要です。
ローカルLLMAI
大規模言語モデル(LLM)を自分のPC内で動かす仕組みです。PC内で動かしても、利用するアプリ、追加機能、更新方法によって外部通信が発生する場合があります。
コンパイラプログラミング
人が書いたプログラムを、PCが実行できる形へ変換する道具です。対応する言語、版、OS、必要なライブラリをそろえます。
リポジトリファイル管理
プログラムや文書と、その変更履歴をまとめて管理する場所です。GitHub上の保管場所だけでなく、PC内の作業場所もリポジトリと呼びます。
ハッシュデータ確認
ファイルの内容から作る短い照合用の値です。同じ方法で計算した値が変われば、内容が変わった可能性を確認できます。暗号化や本人確認とは別の仕組みです。